2005年 06月 27日
6/27 月 薬剤師の仕事 |
近所の皮膚科を受診した84歳のおじいさん。
処方されているのはステロイド含有の貼り薬。
薬歴には昨年から同じ貼り薬が2回処方されているとの記載。
投薬をしているうちに、経緯を話してくれた。
背中に紛瘤(アテローム)が出来て、2年前に某共済病院で切除術を受けた。
手術をしたら再発しなくなると言われたのに、その後も何度か炎症が起きた。
同じ病院で「もう一度手術してほしい」と言ったが、担当Dr.が代わって、
新しい先生は「手術するほどのものではない」と言って、してくれない。
仕方ないので開業医の皮膚科に受診したが、そのDr.も
「これは手術の後の傷が炎症を起こしているだけだから」と取り合ってくれない。
で、昨年から、うちの近くの皮膚科(形成外科もしている)に受診している。
ステロイド含有の貼り薬を貼ると、貼って2~3日で炎症が治まるとの事。
でも、暫くすると又腫れてくるらしい。
同じ事の繰り返しなので、今日は思い切ってDr.に「手術してほしい」と言った。
Dr.の返事は「手術の適応外だし、うちではその様な手術はしない」だった。
形成外科も上手との評判を聞いたから、わざわざ遠くから受診しているのに
今日のDr.の返事には随分がっかりしたと仰る。
しきりに「医者なんて当てにならん」とぼやかれる。
併用薬が何種類かあるようなので伺ってみたら
約10年前にペースメーカーを入れる手術をしておられる。
以来今まで3回ペースメーカーの手術を受けているとの事。
その上、糖尿病も併発しておられる。
降圧剤、抗血栓薬、糖尿病治療薬など、数種類の薬を服用中。
患部を見た訳でもなく、ましてや見たとしても専門家ではないので分からないが
話からは、やはり紛瘤ではなく、手術痕の炎症なのではないかと思われる。
でも、ご本人は紛瘤がまだ治っていない為だと信じておられる様子。
もし本当に紛瘤だったとしても、手術に踏み切るDr.がいるかなぁとも思う。
ご高齢に加えて色々疾病を持っておられるので、大きなリスクを犯してまで
する必要がある手術かどうかは疑問。
紛瘤で死ぬ事はないし。
「心臓のご病気に加え糖尿病でもいらっしゃるので
手術のリスクが大きいという事も考えられるかもしれませんねぇ」
と私的考察をお伝えする。
憤懣やる方ないというご様子のおじいさんの話を延々と聞いているうちに
おじいさん、気が治まっていらしたらしく、
「今日の貼り薬で様子を見る」と言って帰っていかれた。
調剤室に戻ると、Hさん、Sさんに「ご苦労様でした」と声をかけられた。
そしてHさんが言ってくれた。
「おじいさん、いらした時はとってもイライラした表情だったのに
帰る時は随分スッキリしたお顔だったわよ。
胸の内の思いに耳を傾けてくれる人がいるだけで
患者さんは安心するし、納得するんだよね。
薬の事に関する情報を伝えるだけが薬剤師の仕事じゃぁないのよ。」と・・・。
不定愁訴など、原因もはっきりせず、とりわけ治療法が無いような場合には
特にそういうことが言えるのかもしれない。
若い頃はそれがわからずに、ただ闇雲に薬の情報を伝える事のみが
薬剤師の一番大事な仕事と思っていた。
こちらからいくら重要な情報を伝えようとしても、先ず患者さんの話を聞き
患者さんとのコミュニケーションを図ってからでないと無駄になる事も多い。
チキンと患者さんの訴えを聞いて初めて、
患者さんもこちらの言っている事に真剣に耳を傾けて下さるのだ。
う~~む、薬剤師の仕事・・・奥が深い。
ただ、忙しい時には、これ、やりたくっても出来ませんので、あしからず。
すんまそん・・・。
薬局より帰宅20時→RKYにお迎え→帰宅22時過ぎ
処方されているのはステロイド含有の貼り薬。
薬歴には昨年から同じ貼り薬が2回処方されているとの記載。
投薬をしているうちに、経緯を話してくれた。
背中に紛瘤(アテローム)が出来て、2年前に某共済病院で切除術を受けた。
手術をしたら再発しなくなると言われたのに、その後も何度か炎症が起きた。
同じ病院で「もう一度手術してほしい」と言ったが、担当Dr.が代わって、
新しい先生は「手術するほどのものではない」と言って、してくれない。
仕方ないので開業医の皮膚科に受診したが、そのDr.も
「これは手術の後の傷が炎症を起こしているだけだから」と取り合ってくれない。
で、昨年から、うちの近くの皮膚科(形成外科もしている)に受診している。
ステロイド含有の貼り薬を貼ると、貼って2~3日で炎症が治まるとの事。
でも、暫くすると又腫れてくるらしい。
同じ事の繰り返しなので、今日は思い切ってDr.に「手術してほしい」と言った。
Dr.の返事は「手術の適応外だし、うちではその様な手術はしない」だった。
形成外科も上手との評判を聞いたから、わざわざ遠くから受診しているのに
今日のDr.の返事には随分がっかりしたと仰る。
しきりに「医者なんて当てにならん」とぼやかれる。
併用薬が何種類かあるようなので伺ってみたら
約10年前にペースメーカーを入れる手術をしておられる。
以来今まで3回ペースメーカーの手術を受けているとの事。
その上、糖尿病も併発しておられる。
降圧剤、抗血栓薬、糖尿病治療薬など、数種類の薬を服用中。
患部を見た訳でもなく、ましてや見たとしても専門家ではないので分からないが
話からは、やはり紛瘤ではなく、手術痕の炎症なのではないかと思われる。
でも、ご本人は紛瘤がまだ治っていない為だと信じておられる様子。
もし本当に紛瘤だったとしても、手術に踏み切るDr.がいるかなぁとも思う。
ご高齢に加えて色々疾病を持っておられるので、大きなリスクを犯してまで
する必要がある手術かどうかは疑問。
紛瘤で死ぬ事はないし。
「心臓のご病気に加え糖尿病でもいらっしゃるので
手術のリスクが大きいという事も考えられるかもしれませんねぇ」
と私的考察をお伝えする。
憤懣やる方ないというご様子のおじいさんの話を延々と聞いているうちに
おじいさん、気が治まっていらしたらしく、
「今日の貼り薬で様子を見る」と言って帰っていかれた。
調剤室に戻ると、Hさん、Sさんに「ご苦労様でした」と声をかけられた。
そしてHさんが言ってくれた。
「おじいさん、いらした時はとってもイライラした表情だったのに
帰る時は随分スッキリしたお顔だったわよ。
胸の内の思いに耳を傾けてくれる人がいるだけで
患者さんは安心するし、納得するんだよね。
薬の事に関する情報を伝えるだけが薬剤師の仕事じゃぁないのよ。」と・・・。
不定愁訴など、原因もはっきりせず、とりわけ治療法が無いような場合には
特にそういうことが言えるのかもしれない。
若い頃はそれがわからずに、ただ闇雲に薬の情報を伝える事のみが
薬剤師の一番大事な仕事と思っていた。
こちらからいくら重要な情報を伝えようとしても、先ず患者さんの話を聞き
患者さんとのコミュニケーションを図ってからでないと無駄になる事も多い。
チキンと患者さんの訴えを聞いて初めて、
患者さんもこちらの言っている事に真剣に耳を傾けて下さるのだ。
う~~む、薬剤師の仕事・・・奥が深い。
ただ、忙しい時には、これ、やりたくっても出来ませんので、あしからず。
すんまそん・・・。
薬局より帰宅20時→RKYにお迎え→帰宅22時過ぎ
かずちゃんおひさです、おかげさまで少しづつですが仕事が出てきました、まだ眠剤は手放せませんが、ぼちぼちです。お話頷きながら読みました、人にとっての救いって、どこにあるかわからないものですよね、その方にとっての救いが、かずちゃんとの対話にあったように、知らず知らずのうちにそういうものを見逃しているのかもしれないな~と思ってしまいました、考えさせられます。
nagaponnさん、おひさです。
ぼちぼち元気になって下さい。
私も落ち込んでいる時、周りの人に助けられる事が多々あります。
知人である場合もあるけれど、見ず知らずの方から思いがけない元気の素を頂く事も良くあります。
そんな時、とっても感謝の思いが湧いてきます。
ぼちぼち元気になって下さい。
私も落ち込んでいる時、周りの人に助けられる事が多々あります。
知人である場合もあるけれど、見ず知らずの方から思いがけない元気の素を頂く事も良くあります。
そんな時、とっても感謝の思いが湧いてきます。

