タワゴト日記

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2016年 02月 21日

三渓園

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礼拝後、教会から直接三渓園に向かった。
2010年5月まで勤務していた薬局の患者さんが三渓園の盆栽展に出品なさっていて、今日が最終日だったから。

この患者さんはご高齢の男性で、肺癌を患っておられるにもかかわらず色々なボランティア活動をなさっていた。
ご自分の処方箋を持って薬局にいらっしゃる回数よりもボランティアとして来局なさっていた回数の方が多かった。
全盲の方の付き添いでいらした事もあった様に記憶している。
いつも優しい笑顔が印象的なおじいちゃまだったので、まさか癌を罹患なさっているとは思いもよらなかった。
その患者さんご自身の処方箋を投薬した時に初めて肺癌でいらっしゃる事を知り衝撃を受けたのを覚えている。

私達が全員、その薬局を辞めた後、暫くしてから「お疲れ様会をしよう」と管理薬剤師に声をかけて下さり、
薬剤師3人と事務さん1人で上大岡に集合して、その患者さんとご一緒にお茶を頂いた。
お茶だけで失礼するつもりだったのに、「昼だから昼御飯を食べよう」とランチまで御馳走になってしまい恐縮した。

癌を患いながらも毎日を前向きに生きておられ、社会との関わりにおいても積極的な姿勢に感銘を受けた。
患者さんの中でも、とても印象の強い方であったので、事ある度に思い出していた。

先日、友人がオーナーになった薬局に挨拶に顔を出した時に、この患者さんの情報を彼女から頂いた。
友人の薬局に三渓園での出品の葉書を持って来てくれたとの事で、今日、思い立って行く事にしたのだった。

最近、薬局の事、母の事、そして私の右眼の事(視野欠損が進んでいる上に白内障も進んでいて右眼がかなり見えにくい)等々、気持ちが凹んでしまう様な毎日なので、気分転換したかったし、何より、この患者さんのお顔を拝見して元気を頂きたかったのかもしれない。

嬉しい事にKさんは私を覚えていて下さり、会いに来た事を喜んで下さった。
そして、肺癌が肝臓に転移して、先日まで治療の為に入院なさっていたとは思えない笑顔を見せて下さった。
私は私で近況を報告して「今日はKさんにお会いして元気を頂こうと思って来ました」とお伝えした。
「Kさんとお目にかかれて元気が出た。お元気でいらして下さい」と言ったら「あなたもね、頑張りなさい」と。
Kさんの暖かさと優しさに涙が出そうになって困った。

人と人との出合いって本当に不思議だと思う。
私はKさんの全てを知っている訳ではなく、Kさんだって私の事を良くご存じな訳ではない。
でも、こんなに影響を受ける事もあるのだ。
人との出会いは凄い力と可能性を持っているものなのだなぁと感じた。

by kazu-chan1208 | 2016-02-21 17:30 | 友人 | Comments(0)


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